婚活の高望みはなぜ起きる?理想を下げる前に考えたい心理と条件

テーブルに並べたカードを見ながら結婚相手の条件を考える女性 Love & Relationships

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「もう少し理想を下げたら?」と言われると、返事に困ります。好きでもない人と結婚したいわけではありません。でも、自分が何を求めすぎているのかも、よくわからない。条件を一つ外すたびに、大切なものまで手放している気がすることもあります。

婚活で見直したいのは、理想の高さだけではありません。その条件で何を確かめようとしているのか、実際の相手を見て判断を更新できるか、という点です。「高望み」という一語では、この二つが抜け落ちがちです。

年収の条件を下げても、お金の話ができなければ不安は残ります。趣味が違っていても、お互いの楽しみを尊重できる人なら暮らしやすいかもしれません。条件の数字を削る前に、その条件が守ろうとしていた生活を見てみましょう。

「高望み」の中に混ざっている三つの問題

高望みという言葉には、少なくとも三つの違う話が含まれます。希望する人に出会いにくいこと。出会っても互いに選び合えないこと。そして、条件を満たした人と付き合っても満足できないことです。

この三つでは、必要な対策が違います。出会う機会が限られているなら、活動する地域や場所を考える余地があります。会話が続かないなら、プロフィールの条件だけを変えても解決しないでしょう。付き合った後で不満が募るなら、「相手なら察してくれるはず」という期待を言葉にする方が役立つ場合があります。

  • 出会いの問題:希望に合う人と、活動範囲の中で接点を持てているか。
  • 相互選択の問題:自分の希望だけでなく、相手の希望や都合も確かめているか。
  • 関係の問題:交際後の生活や気持ちについて、二人で調整できるか。

たとえば「休日が同じ人がいい」という希望は、ただの贅沢とは限りません。会える時間が少ないことに苦しんだ経験があるなら、十分な理由があります。ただし、完全に同じ勤務形態でなければ無理なのか、月に何度か確実に会えればよいのかで、探し方は変わります。

希望の理由を説明できることと、その実現方法を一つに限定することは別です。ここを分けると、「妥協するか、理想を貫くか」という二択から抜け出せます。

鍵、カップ、地図を添えた三枚のカード

心理学の名前で、自分を採点しなくていい

ダニング=クルーガー効果だけでは説明できない理由

婚活の高望みを、ダニング=クルーガー効果と結びつける説明があります。「自分の能力を正確に見られないから、相手にも過大な条件を求める」という筋書きです。わかりやすい説明ですが、研究が実際に測ったものを確認する必要があります。

KrugerとDunningの1999年の研究は、ユーモア、文法、論理などの課題について、成績と自己評価のずれを調べたものです。課題の成績が低い参加者が、自分の成績や能力を過大評価する傾向を報告しました。婚活で希望する相手の条件や、結婚相手としての「価値」を測った研究ではありません。[1]

テストには採点基準があります。しかし、結婚相手としての相性には、誰にとっても同じ正答表があるわけではありません。静かな休日を好む人にとっての魅力と、毎週誰かを家に招きたい人にとっての魅力は、重なる部分も違う部分もあります。

したがって、「理想が高い人は能力が低い」「婚活が長引く人は自分をわかっていない」と、この研究から結論づけることはできません。心理学の名前を添えても、その飛躍は埋まりません。

自己評価を疑うことと、自分を低く見ることの違い

見直しに使えるのは、「私は何点か」という問いより、「自分の見立てを確かめる材料はあるか」という問いです。「話し上手な人が好き」と思っていたけれど、実際にはこちらの話を急かさず聞く人といる方が落ち着く。こうした発見は、自分の価値を下げる話ではなく、好みを具体的に知る話です。

一度断られたから、自分には魅力がない。何人かから好意を示されたから、どんな希望もかなう。どちらも、限られた反応から広い結論を出しています。相手の事情がわからない反応を、自分の総合評価に使う必要はありません。

助言を求めるときも、「私って高望み?」だけでは答える側の価値観に左右されます。「この条件は生活上の希望に合っているか」「プロフィールのどこが伝わりにくいか」と聞く方が、直せる箇所が見えます。

人気のある相手に目が向くことと、身の程知らずは別

検索画面で目を引く人が、ほかの人の目も引くことはあります。ただ、そこからすぐに「みんなが自分を過大評価している」と決めることはできません。誰に関心を向けるかと、自分をどう評価しているかは、同じ測定ではないからです。

BruchとNewmanは、米国4都市のオンラインデーティングサービスで、2014年1月のメッセージのやり取りを分析しました。誰から連絡を受けるかを含むネットワーク指標で利用者を順位づけると、男女とも平均では自分より上位の相手へ接触する傾向があり、順位差が大きいほど返信を得る確率は低くなっていました。[2]

この指標は、そのサービス内で観察された関心の集まり方です。人間としての価値、結婚後の幸福、本人の自己評価を測ったものではありません。米国の特定サービスの異性愛者のデータを、日本の婚活全体や個人の「適正な相手」の判定にそのまま使うこともできません。[2]

この研究から考えたいのは、「上を望むな」という訓戒より、関心を向ける自由と、返事が来る見込みを分けることです。気になる相手に丁寧に声をかけることと、相手が応じるはずだと考えることは違います。

断られた後に説得を続ける必要はありません。返信の少なさを理由に自分を卑下する必要もありません。相手にも選ぶ自由がある。その前提を置くと、婚活は自分の価値を証明する試験ではなく、互いに関心を持てる接点を探す活動に戻ります。

検索結果は、出会える人の全体ではない

条件で絞った一覧を長く見ていると、その一覧の中の人が「普通」に感じられることがあります。けれど、検索結果には、すでに自分が指定した条件が反映されています。そこに載っていない人や、そのサービスを利用していない人は見えません。

これは、窓から見える景色を街全体だと思わない、という話です。特定のサービスで反応が少なかったことを、社会全体からの評価と読み替えない方がよいでしょう。

一方、利用者の多いサービスに移れば必ず解決するとも言えません。活動できる地域、結婚への意思、会える時間、相手が求める条件も関係します。人数だけでなく、「自分が実際にやり取りできる相手と出会う仕組みか」を見る必要があります。

似た人同士が結びつく統計と、相性の違いを詳しく読む

プロフィール上の理想と、会ってわかる好み

「優しい人がいい」という希望は、多くの人にとって自然です。しかし、優しさの現れ方は一つではありません。すぐに励ます人、静かに聞く人、具体的な手助けをする人。言葉では同じ条件でも、一緒に過ごしたときの感覚は異なります。

Eastwick、Finkel、Eaglyの2011年の研究では、理想に合う特徴を記したプロフィールは、合わないプロフィールより恋愛的な関心を引きました。しかし、相手と実際に交流した後には、その実験条件による関心の差が見られなくなりました。一方、成立している関係では、理想と相手の特徴の全体的なパターンの一致が評価に関係する結果もありました。[3]

この結果は「理想は捨てた方がいい」という意味ではありません。相手を文字で知る段階と、一緒に話す段階では、判断材料が違うということです。短い実験での関心を、そのまま長い結婚生活の正解にすることもできません。

たとえば「決断力がある」という特徴は、会う前には頼もしさに見えても、実際にはこちらの意見を聞かず予定を決める態度かもしれません。反対に「慎重」という特徴が、会ってみると約束を雑に扱わない安心感につながることもあります。これは説明のための例ですが、条件の名前だけでなく行動を見る意味が伝わると思います。

初対面で「合格」を決めるより、次に知りたいこと

初対面の帰り道に、「この人と結婚できるか」を決めようとすると、判断に必要な材料が足りません。安全上の不安や明確な不一致がなければ、「もう一度話してみたいか」「次は何を知りたいか」と考える余地があります。

もちろん、気が進まない相手に会い続ける義務はありません。「まだわからない」と「嫌だ」を区別し、わからない部分だけを次の会話で確かめる、ということです。

写真や肩書から想像した人物と、目の前の人を比べる時間を少し減らす。代わりに、意見が違ったときの返し方や、こちらの話を覚えているかを見る。理想を下げるより、判断に使う情報を増やす方法です。

カフェで会話を楽しむ二人

条件を「守る・確かめる・試す」に分ける

どの条件を外すか考える前に、条件ごとに役割を分けてみましょう。ここでは、生活を守る条件、会話や行動で確かめる条件、少し広げて試せる条件の三つに整理します。心理検査や診断ではなく、考えをまとめるための方法です。

01 守る

安心と尊重、本人にとって譲れない生活上の希望。

「断ったことを尊重してくれるか」「将来の希望を互いに話せるか」

02 確かめる

肩書や数字だけではわからない、実際の暮らし方。

「家計や家事をどう考えているか」「意見が違うとき、話を聞けるか」

03 試す

理由を振り返り、入口を少し広げられる好み。

「同じ趣味でなくても、互いの楽しみを尊重できるか」

守る条件――安心して関係を続けるための土台

断ったことを尊重する、人格を侮辱しない、金銭や交際状況について重大な嘘をつかない。こうした条件を、年収や容姿の好みと一緒に「贅沢」として扱う必要はありません。

子どもを望むか、どこで暮らすか、仕事を続けたいかなども、本人にとって譲れない場合があります。相手が悪いからではなく、二人の希望を同時に満たしにくいことがあります。大切な違いを、好きになってから何とか変えようと抱え込まないことも必要です。

確かめる条件――肩書だけでは答えが出ないこと

「経済的に安心したい」なら、収入だけでなく、支出、借入、働き方、住む地域、二人で負担する考え方も関わります。「家事をしてくれる人」なら、料理が得意かだけでなく、誰が段取りや片付けを引き受けるかも見たいところです。

プロフィールの項目は入口にはなります。しかし、それだけで将来の暮らしが完成するわけではありません。「年収はいくらが正解か」と一本の線を引く前に、自分の想定する生活費や働き方を整理すると、数字に求めていた意味が見えてきます。

年収・学歴などの条件を、暮らしの希望に置き換えて考える

試す条件――好みを消さずに、入口だけ広げること

同じ趣味、細かい年齢幅、特定の職種などについては、「絶対に必要なのか」「その奥の希望を別の形でも満たせるか」と考えてみます。趣味が同じであることより、一人の時間を尊重してもらう方が大切だった、と気づくこともあるでしょう。

変更は一度に全部行わなくて構いません。たとえば職種の指定だけを広げて、話が合う人が増えるかを見てみる。変えた後に疲れが増えたり、重要な希望と合わなくなったりしたら戻す。自分の好みを取り消す宣言ではなく、確かめるための小さな変更です。

ただし、年齢や職種が、本人の具体的な生活設計や経験と強く結びついていることもあります。誰かが「それくらい」と言ったから、無理に外す必要はありません。なぜ必要なのかを、自分の言葉で説明できるかが出発点です。

「全部そこそこ」の人が見つかりにくい仕組み

「特別なことは求めていない。どれも普通でいい」。そう思っていても、条件を同時に満たす人の範囲は、条件を一つずつ見たときより狭くなります。

説明用に、ある条件を満たす人が半分、別の条件も半分だと仮定します。二つの条件が独立していれば、両方を満たす割合は4分の1です。同じ仮定で四つ重ねると16分の1になります。これは実際の婚活人口を推計した数字ではありません。現実の年齢、収入、職種などは互いに関係するため、割合を機械的に掛ければ答えが出るわけでもありません。

ここで伝えたいのは、一つ一つの希望が珍しくなくても、「すべて同時に」という指定は強い絞り込みになることです。さらに、地域が重なり、会える時期が合い、相手からも関心を持たれる必要があります。

だからといって、条件が多い人は間違っているわけではありません。選べる範囲が狭くなることを理解したうえで、時間をかけるのか、活動範囲を変えるのか、一部を確かめ直すのかを決める話です。

数を減らすより、重複した条件を探す

大企業勤務、一定以上の収入、安定した職種。この三つは、別々の希望に見えて、実はどれも「生活が急に立ち行かなくなるのが怖い」という一つの不安から来ているかもしれません。

そうなら、条件を三つ削る前に、不安を一つ具体化できます。貯蓄、支出、転職への考え方、自分も働く場合の生活費。その話ができる相手かどうかを確かめる方が、肩書を重ねるより目的に近い場合があります。

逆に、違う意味を持つ条件まで無理にまとめる必要はありません。家計の安心と、子どもを望むかどうかは別の話です。条件の数だけで高望みを判定すると、こうした違いが消えてしまいます。

買い物帰りに並んで歩く二人

高い基準が役立つ関係、苦しくなる関係

結婚したら、支え合いたい。話し合える二人でいたい。こうした高い期待まで、すべて捨てる必要があるのでしょうか。

McNultyの2016年の研究は、新婚夫婦を約4年間追跡しました。高い基準とその後の満足度の関係は一様ではなく、問題が比較的軽い、または破壊的な行動が少ない関係では正の関連が、問題が深刻、または破壊的な行動が多い関係では負の関連が見られました。[4]

この研究は、婚活中の人が理想を下げれば結婚できると示したものではありません。また、悪い扱いを受けている人が我慢すればよい、という話でもありません。高い基準だけを取り出すのでなく、その基準を実現できる関わり方と一緒に考える必要がある、という手がかりです。

「休日はいつも楽しく過ごしたい」という願いなら、予定を決める役を片方だけに任せていないか。「何でも話せる関係がいい」なら、相手が違う意見を言ったときにも話を聞けるか。望んでいる状態と、二人が実際に取る行動をつなげてみましょう。

理想の暮らしは、相手が最初から持っている資格のようなものではありません。選ぶ段階で確認できることもあれば、二人で相談して作っていく部分もあります。その両方を、相手一人の条件欄に押し込むと、要求が際限なく増えてしまいます。

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今の婚活を、個人の性格だけで片付けない

2026年9月公表の第17回出生動向基本調査は、2025年6月時点の状況を調べたものです。結婚を望みながら独身でいる理由では、25歳以上で「適当な相手がいない」が最も多い一方、その割合は前回から減少しています。この回答は、希望が高すぎることを直接測ったものではありません。[5]

「適当な相手がいない」の中には、出会いの機会がない、生活の見通しが立たない、互いの希望が合わないなど、違う事情が含まれ得ます。国の調査にその回答が多いからといって、一人一人の高望みが原因だと決めることはできません。

個人に見直せる点があることと、すべてが個人の責任であることは違います。仕事で時間が取れない、移動できる範囲が限られる、家族のケアがある。条件に見えるものが、実際には生活上の制約である場合もあります。

婚活の相談では、「選り好みしすぎ」より先に、何が変えられて、何が変えにくいかを分けた方が話が進みます。変えにくい制約まで意思の弱さとして扱うと、具体策が出なくなってしまいます。

次の出会いで試せる、条件の見直しメモ

ノートを開いて自分の希望を考える人

紙でもスマートフォンのメモでも構いません。希望する条件を一つ選び、次の四つを書いてみてください。たくさんの項目を埋めるより、一つについて具体的に考える方が役立ちます。

  • 条件:「同じ趣味がある人」など、今の言葉で書く。
  • 守りたいこと:「休日の楽しみを否定されたくない」など、その理由を書く。
  • 確認する場面:「別々の予定を提案したとき、どう話し合えるか」など、見たい行動にする。
  • 試せる変更:「趣味の一致は必須にせず、互いの時間を尊重できるかを見る」など、小さく変える。

会った後は、「条件に合ったか」だけでなく、「想像と違ったこと」を一つ残します。緊張して無口だったけれど、質問には丁寧に答えてくれた。趣味は違ったけれど、こちらの話を面白がって聞いてくれた。反対に、条件はよかったけれど、断った予定を何度も押しつけられた。肯定的な発見だけでなく、不安だった行動も材料です。

振り返りでは、観察と解釈を分けると整理しやすくなります。「返信が翌日だった」は観察。「自分に興味がない」は解釈です。解釈が間違いとは限りませんが、まだ確かめていない部分があるとわかれば、いきなり自分や相手の人格の話にせずに済みます。

見直した後も、好きになれないとき

条件を柔軟にしたのだから、相手を好きにならなければならない。そんな義務はありません。見直しの目的は、自分を説得して結婚させることではなく、判断を急ぎすぎていないか確かめることです。

会いたいと思えない状態が続くなら、活動の頻度を下げる、いったん休む、結婚そのものをどう考えているか整理する選択もあります。「活動を続けること」と「前に進むこと」は、いつも同じではありません。

一人で整理しにくいときの相談先と費用

信頼できる友人に具体例を聞いてもらう、自治体の結婚支援を調べる、相談担当者のいる民間サービスを比較する。いくつか方法があります。大切なのは、「あなたは何点」と採点する相手より、希望と活動状況を分けて話せる相手を選ぶことです。

結婚の意思があり、条件整理から出会いまで継続して相談したい場合は、エン婚活エージェントも比較候補になります。公式案内には、アドバイザーへの相談、プロフィール作成、紹介、相手検索などが含まれています。[6]

通常料金は登録料33,000円、月会費16,500円です。通常料金だけで6か月利用する計算なら、合計132,000円になります。2026年10月20日に公式料金を確認した例で、期間限定の割引や別途かかる費用は含めていません。申し込む前に、現在の料金、紹介対象の地域、休会・退会条件、相談方法を確認してください。[6]

有料サービスを使えば希望する相手と必ず結婚できるわけではありません。まだ結婚の意思自体を考えたい段階なら、先に無料でできる整理から始めてもよいでしょう。費用に納得できるかを含めて、自分の目的と合うか判断してください。

婚活の高望みに関するよくある質問

Q
高望みは、理想を下げれば解決する?
A

一律には言えません。出会いの機会、相互の関心、交際後の期待では問題が違います。まず条件の理由を整理し、安心や尊重に関わる条件と、少し広げて確かめられる好みを分けてみてください。

Q
年収や年齢の希望を持つこと自体が高望み?
A

希望を持つことだけでは判断できません。生活費、働き方、家族についての希望など、条件が必要な理由を具体的に考えることが先です。その条件で出会える範囲が狭くなることも含め、何を優先するか選びます。

Q
ダニング=クルーガー効果で婚活の高望みを診断できる?
A

できません。元の研究は特定の課題の成績と自己評価を扱っています。婚活中の人の総合的な価値や、希望する相手の妥当性を診断するためのものではありません。

Q
何回会えば相性がわかる?
A

誰にでも当てはまる回数は決められません。回数を満たすより、次に何を知りたいか、安全に会えるか、また話したいかを考えます。気が進まない相手と会い続ける義務はありません。

理想を小さくするより、何を望んでいるかを詳しく

「高望み」という言葉は短いぶん、便利です。でも、安心して暮らしたいという願いも、見栄も、過去の経験からくる不安も、一つにまとめてしまいます。

必要なのは、自分を安く見積もることでも、どんな条件でも正しいと言い張ることでもありません。なぜその条件が必要なのか。それを別の形でも満たせるのか。相手の希望と、どこで重なるのか。そこを少し詳しく見ることです。

理想のリストが短くなる人もいれば、項目は同じでも意味が変わる人もいるでしょう。目指したいのは、条件の少ない人になることではありません。自分が大切にしたい生活を、相手と話せる人になることです。

参考文献・一次資料

[1] Kruger, J., & Dunning, D. (1999). Unskilled and unaware of it: How difficulties in recognizing one’s own incompetence lead to inflated self-assessments. Journal of Personality and Social Psychology, 77(6), 1121–1134. 原文を読む

[2] Bruch, E. E., & Newman, M. E. J. (2018). Aspirational pursuit of mates in online dating markets. Science Advances, 4(8), eaap9815. 原文を読む

[3] Eastwick, P. W., Finkel, E. J., & Eagly, A. H. (2011). When and why do ideal partner preferences affect the process of initiating and maintaining romantic relationships? Journal of Personality and Social Psychology, 101(5), 1012–1032. 原文を読む

[4] McNulty, J. K. (2016). Should Spouses Be Demanding Less From Marriage? A Contextual Perspective on the Implications of Interpersonal Standards. Personality and Social Psychology Bulletin, 42(4), 444–457. 原文を読む

[5] 国立社会保障・人口問題研究所(2026)『第17回出生動向基本調査 結果の概要』。2025年6月調査、2026年9月11日公表。 原文を読む

[6] エン婚活エージェント「料金プラン」。通常料金・サポート内容を2026年10月20日確認。 原文を読む

VIVA

Writer & Visual Artist based in Japan.

Former JGSDF member with professional experience in web writing and editorial direction.

Writing about relationships, communication, and human behavior, with a focus on research-informed perspectives, thoughtful analysis, and practical insights.

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