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「浮気をしないで」と伝えたのに、安心できない。飲み会の予定を聞くたびに、誰と会うのか、何時に帰るのか、その先まで確かめたくなる。そんなとき、「相手が浮気をする気をなくす方法」があれば知りたくなるものです。
ただ、恋人を見張る仕事には終業時刻がありません。スマートフォンを確認できても、次に確認したくなる場所が増えれば、二人の時間が検査の時間に変わってしまいます。
心理学の研究から、浮気を確実に防ぐ方法は示されていません。 関係づくりを学ぶプログラムに小さな効果を認めた研究がある一方、本人が行っている予防の工夫と、その後の浮気の少なさが結びつかなかった研究もあります。[1][2]
ここでは、この違いを出発点にします。関係を続けたい意思、二人の合意、約束が破られたときの自分の選択を分けると、取り組めることが具体的になります。予防に取り組むことと、相手の行動の責任を引き受けることは別です。裏切られた場合に「自分の努力が足りなかった」と考える必要はありません。
浮気の抑止を考える前に、決めておきたいこと
最初に必要なのは、浮気の兆候を見抜く能力よりも、二人がどのような関係に合意しているかの確認です。「恋人なのだから当然」の中身が、いつも同じとは限りません。
第三者との性的な関係を持たないことには一致していても、元恋人との連絡、好意を伝えるメッセージ、出会いを目的としたアプリの利用については、認識が違うことがあります。ここでいう浮気は、二人が合意した恋愛・性的な関係の境界を、隠して越えることとして考えます。法律上の判断や、すべての研究で共通する定義を示すものではありません。
合意のある関係の形と、相手に秘密で約束を破ることも区別します。他の人たちの関係の形を基準にして、自分たちの約束まで曖昧にする必要はありません。
「嫌だ」と「禁止する」の間にある話し合い
「元恋人と二人で会うのは嫌だ」と言うことは、自分の気持ちの表明です。「だから、連絡先をすべて消して、毎日スマホを提出して」と要求する段階では、相手の交友やプライバシーをどこまで制限するのかという別の問題が生まれます。
気持ちを伝える、理由を聞く、折り合える案を探す、合わなければ関係を続けるか考える。その間の段階を飛ばしてしまうと、話し合いが服従の確認になりかねません。相手が嫌がるから自分の希望を消す必要も、希望を伝えたから相手が必ず従うべきだと考える必要もありません。
- 自分は何をされたら関係を続けられないのか。
- 相手は同じ境界に、自分の意思で同意しているのか。
- 約束は双方に適用され、後から話し直せるものか。
- 同意できない点を言っても、怒鳴られたり罰を受けたりしないか。
この確認は浮気を予測する診断ではありません。二人の関係に、話し合いの土台があるかを整理するための問いです。

心理学の研究でわかること、まだわからないこと
研究を読む際は、「浮気をしにくい人の特徴」と「何かをすると浮気が減る効果」を分ける必要があります。前者の関連が見つかっても、その特徴を外から増やせば同じ結果になるとは限りません。
また、研究が数えている浮気の範囲にも注意が必要です。性的な関係を尋ねる調査と、感情的な親密さまで含む調査では、同じ数字でも意味が変わります。国内のすべてのカップルに当てはまる予防率として読むことはできません。
関係づくりの教育には、小さな効果を示す研究
Rhoadesによる2015年の研究は、米国の大規模な無作為化試験のデータを用い、関係教育「Within Our Reach」と関連サービスを受ける群を比較しました。12か月・30か月後の複数の関係指標に小さな改善があり、浮気の少なさも改善項目に含まれました。一方、結婚を維持している割合などでは有意な差が認められていません。[1]
これは、学びや支援に意味がないという話ではありません。ただし、複数の内容とサービスを組み合わせた結果です。「月に一度話し合えば浮気が何%減る」「この言い方なら防げる」と、特定の行動だけの効果に置き換えることはできません。
読者が持ち帰れるのは、関係を良くする取り組みを試す価値と、万能な保証はないという両方です。数字を大きく見せるより、どんな条件で得られた結果かを押さえるほうが、日常の判断には役立ちます。
予防の工夫を増やしても、成功するとは限らない
LeeとO’Sullivanの2019年の探索的研究は、異性との親密な関係にある米国の成人287人を対象としました。関係を良くする努力や、誘惑への対応などを調べましたが、測定した維持努力は、2か月後に一対一の関係を維持できたかを有意には予測しませんでした。観察研究であり、すべての工夫が無効だと証明した結果でもありません。[2]
ここには、予防を考えるうえで重要な落とし穴があります。困っている人ほど多くの対策をすることもありますし、同じ対策名でも実際の行動は違います。「努力した人」と「しなかった人」を比べるだけでは、努力そのものの効果をきれいに取り出せない場合があります。
だからこそ、この記事の会話例は、研究で効果が確定した浮気防止プログラムとしてではなく、合意を明確にし、自分の判断材料を増やす実践案として提示します。
過去の浮気歴は、運命でも無関係でもない
Knoppらの2017年の縦断研究では、二つの交際関係を追跡できた484人のデータを分析しました。最初の関係で交際相手以外との性的関係を報告した人の45%が、次の関係でも報告し、最初に報告しなかった人では18%でした。調整後のオッズ比は3.35です。「確率が3.35倍」という意味ではありません。自己申告で、関係外の性行為への合意を十分に区別できないことなどの限界もあります。[3]
この集団の結果を、目の前の相手の「再発確率」にすることはできません。それでも、過去を一切聞かずに済ませる必要はないでしょう。大切なのは、過去の出来事を一言の謝罪で封じることより、今の責任の取り方を確認することです。
「前の相手が悪かった」で話が終わるのか。自分が選んだ行動を説明できるのか。今はどのような行動を変えているのか。言葉の立派さだけでなく、約束を守る日々の行動を見て判断します。これは研究から再発を見抜く採点法が完成したという意味ではなく、交際を続けるか考えるための確認です。

コミットメントは「離れられなさ」と同じではない
浮気の抑止を「失うものを増やすこと」と考えると、同棲、共同の支払い、人間関係の共有を急ぎたくなるかもしれません。しかし、生活を結びつけるほど愛情が増える、という単純な関係ではありません。
Stanleyらのコミットメント理論では、関係を維持・改善したい内的な意思と、別れることを難しくする制約を区別します。前者はdedication、後者はconstraintと呼ばれます。これは関係の継続を理解するための理論的整理であり、相手を縛れば浮気が減ると示した介入研究ではありません。[4]
Rhoadesらは未婚の交際中の成人1,184人を調べ、関係への意思と複数の制約が、8か月間の関係継続とそれぞれ関連することを報告しました。一方、「閉じ込められている」という感覚は、継続しにくさと関連しました。この研究が調べたのは関係の安定性で、浮気防止の効果ではありません。[5]
関係が続いていること、互いに満足していること、約束が守られていることは、別々の問いです。 一緒に住んでいるという事実だけでは、三つすべてに答えたことになりません。
「この関係を大事にしたい」の具体化
意思を確認する会話は、壮大な将来計画だけに限りません。「忙しい時期にも、何を大切にしたいか」「不満があるとき、どこに持っていくか」といった生活の話にも表れます。
たとえば、「もっと大事にしてほしい」だけでは、相手が変えるべき行動を想像しにくいかもしれません。「食事の間は仕事以外の通知を見ず、近況を話す時間がほしい」なら、できるかどうかを話し合えます。相手にも希望を出してもらい、片方だけが奉仕する約束になっていないかを確かめます。
これを守った回数で浮気の危険度を採点する必要はありません。目的は、二人が自分から関係に参加しているかを確かめ、必要なら調整することです。
共通の予定と、逃げ道をなくす計画の違い
旅行の予定や共同生活が悪いわけではありません。問題は、その計画を選ぶ理由です。「二人とも望んでいるから」と「相手が逃げられなくなるから」では、同じ予定でも意味が違います。
浮気が心配だからという理由で借金、同棲、結婚などの大きな決断を急ぐ前に、まず今の約束について話します。話し合いが進まないまま生活だけを結びつけると、後で判断を変えたいときの負担も増えます。安心を買うために、取り消しにくい約束を増やす必要はありません。
「割に合わないと思わせる」発想の限界
「浮気をしたら失うものを理解させればいい」という考え方には、わかりやすさがあります。裏切りが相手を傷つけ、関係の継続を難しくすることを伝えるのは、当然してよいことです。
ただし、そこから社会的な制裁を予告し、恐怖で相手を動かす方法に進むことには賛成できません。今回確認した研究は、恋人への脅しを強めるほど浮気が減ると実証したものではありません。
関係を続ける条件と、相手への報復
「秘密で第三者との性的な関係を持つなら、私はこの交際を続けられない」は、自分が参加する関係の条件を伝える言葉です。「浮気したら職場や友人全員に知らせて人生を壊す」は、相手への報復を予告する言葉です。
前者でも、軽い口論のたびに別れを持ち出して従わせるなら、落ち着いた条件の共有とは違ってきます。自分が本当に選べる行動を、必要な場面で伝えることが大切です。実行するつもりのない罰を大きく見せても、安心の土台にはなりません。
約束を破られたときに、自分だけで抱え込む必要はありません。信頼できる人や専門家に相談することと、相手を服従させるために暴露をちらつかせることも、分けて考えます。
浮気防止の名目でも、監視は別の問題
内閣府は精神的な暴力の例として、実家や友人との付き合いの制限、電話や手紙の細かなチェックなどを挙げています。「恋人だから」「不安だから」という理由だけで、相手の生活全体を管理してよいことにはなりません。[6]
位置情報の共有や連絡の取り決めも、目的、範囲、期間、撤回できるかを考えます。安全のために双方が選んだ共有と、断ると怒鳴られる共有を、同じ「同意済み」として扱うことはできません。
「全部見せられないなら浮気している」という二択も成り立ちません。プライバシーを持つことと、約束を破ることは同じではないからです。安心の条件が少しずつ厳しくなっているなら、次の確認を増やす前に、その流れをいったん見直します。
嫉妬から確認を繰り返してしまうときの、不安と境界線の整理はこちら

二人の約束を作る、四つの話題
以下は、浮気を防ぐ効果が検証された診断や訓練ではなく、話し合いを始めるための整理例です。すべてに同意を取り付けることを目標にせず、違いが見つかったら、その違いを判断材料にしてください。
1|境界を具体化
「心配させない」より、二人が問題にしている行動を一つ選びます。例:恋愛目的のアプリ利用をどう考えるか。
2|本人の行動
相手を見張る役ではなく、それぞれが約束を守る役を引き受けます。例:誘いを受けたら、自分でどう対応するか。
3|話し直す道
違和感や不満を話せる機会を残します。例:疲れている日は、続きの話をする日時を決める。
4|自分の選択
約束が破られたとき、考え、相談し、距離を取る余地を残します。すぐに許す約束をする必要はありません。
各見出しを開くと会話のヒントを読めます。合意を整理するための例であり、浮気の予測や予防効果を判定する診断ではありません。入力・送信機能はありません。
1.行動が想像できる言葉にする
「浮気っぽいことをしない」「心配をかけない」は、気持ちとしては理解できても、具体的な約束としては幅があります。誰と何をする場面について話しているのかを、絞っていきます。
たとえば「出会いを探す目的のアプリは使わない」という合意と、「異性と一切連絡しない」という要求は同じではありません。前者も、友人づくりや仕事のアプリとどう区別するかを話せます。性別だけで交友関係全体を禁じるのではなく、二人が問題にしている行動を具体化します。
例を増やしすぎて、生活のすべてを規則にする必要はありません。今、一番認識がずれている場面を一つ選ぶほうが、話し合いを始めやすくなります。
2.約束を守る役割を、本人に戻す
「私が確認しなければ、あなたは守れない」という関係になると、約束をした人より、心配している人の負担が大きくなります。相手に誠実であってほしいなら、その行動を引き受けるのは相手自身です。自分についても同じです。
「誘われたとき、自分でどう断るか」「約束と矛盾する予定を入れそうになったら、どこで立ち止まるか」。本人の言葉で考えてもらいます。決まり文句を暗唱してもらうことではありません。相手に答えを与え続けないと成立しないなら、その事実も大切な判断材料です。
好意を向けられることと、その後に自分が選ぶ行動も区別します。誰からも好かれないように相手を変えることを目指すと、予防の範囲が際限なく広がります。
3.不満を話す道と、秘密の逃げ道を混同しない
関係への不満があることと、浮気を選んだ責任は別です。「寂しかったから」は気持ちの説明にはなっても、相手への責任転嫁を正当化する言葉にはなりません。
一方、不満を話しただけで毎回「そんなことを言うなら別れる」と返されるなら、落ち着いて話す場を作り直す必要があります。「今は疲れているので、明日の夕食後に続きを話したい」のように、いったん休むことと、話題そのものを封じることを分けます。
友人や専門家への相談まで禁止する必要はありません。二人の関係を大切にすることは、二人だけで世界を閉じることではないからです。
4.破られた後の判断を、先に奪わない
「一度でも破ったら絶対に別れる」「何があっても許す」と、今ここで未来の自分を縛らなくてもかまいません。実際に起きたこと、繰り返し、相手の説明、安全や生活の条件を踏まえて、考える時間を取れます。
約束に入れておきたいのは、すぐに許す義務ではなく、事実を確認し、相談し、距離を取る余地です。謝罪を受けたその場で結論を出さなくてよいことを、自分にも認めておきます。
話し合いを始める、短い会話例
タイミングは、疑いで頭がいっぱいの深夜より、二人とも時間を取れるときが向いています。ただし、相手が怖くて意見を言えない関係では、会話を上手にすることより安全を優先してください。

次は架空の例です。正解の台詞として覚える必要はありません。
「長く付き合いたいので、どこからが約束違反になるか、一度話したいです。私は、秘密で恋愛目的のやり取りを続ける関係はつらいです。あなたはどう考えていますか」
相手の返事が「そんなこと気にしすぎ」だった場合も、すぐに証拠探しへ進む必要はありません。「感じ方が違うのはわかりました。でも、私にとっては大切な条件です。どこまでなら同意できるかを聞きたいです」と、話題を戻す案があります。
そこで合意できなければ、言い負かすことを次の目標にしません。相手の条件と自分の条件が合わない可能性があります。相手を変える説得を無期限に続けるより、自分がどのような交際を望むのかを考え直せます。
会話の後に残す、小さなメモ
長い誓約書を作る必要はありません。双方が望むなら、次の三点だけを短く残す方法があります。相手に見つかると危険がある状況では、記録の作成や保管も無理に進めないでください。
- 今日、一致したこと。
- まだ一致していないこと。
- 次に話す必要がある場面や時期。
「全部わかったつもり」を防ぐためのメモであり、監査の台帳ではありません。次に見直すときは、違反を探すだけでなく、無理な約束になっていないか、自分だけが我慢していないかも確かめます。
不安が消えないときに、増やすものを選び直す
約束ができても、不安が一度で消えるとは限りません。そのたびに新しい確認義務を増やすと、「安心できた瞬間」だけが合意の基準になってしまいます。
たとえば、返信が遅いという出来事、浮気かもしれないという推測、連絡の目安を知りたいという希望を分けてみます。推測を事実として突きつけずに希望を伝えれば、何を話し合っているのかが明確になります。ただし、すでに嘘や約束違反が確認されているなら、それを単なる考えすぎとして消す必要もありません。
自分の睡眠、仕事、友人との時間が削られるほど確認に追われているなら、関係の外で気持ちを整理する場も必要です。自分の暮らしを立て直すことは、相手を油断させる行為ではありません。恋人の行動を管理する役割から、自分の生活の当事者へ戻るための選択です。
相手の反応に振り回されるときは、心の距離と自分の選択を取り戻す考え方も参考になります
境界線の言葉を、手元で整理したい人へ
自分の希望と相手への命令を分ける練習を、もう少しゆっくり進めたい人には、鴻巣麻里香著『自他の境界線を育てる――「私」を守るバウンダリー』が候補になります。出版社の目次では、恋愛関係、プライバシー、自分が境界を踏み越える側になる問題も扱っています。2026年刊の新書です。[7]
浮気防止の成功率を保証する本ではありません。「相手をどう変えるか」だけに考えが集中しているとき、自分が伝えたい条件と、相手に委ねる判断を整理するために検討する一冊です。まずはこの記事の会話例を使い、さらに読み進めたい場合に書籍の内容や形式を確認してください。
予防の話を続けるより、支援が必要な場面
すでに浮気が発覚して強い動揺がある場合、これからの予防策をすぐに作るより、今の生活と心身を支えることが先になることもあります。相手に急かされて関係修復を約束する必要はありません。
また、断ると怒鳴られる、外出や交友を制限される、脅されるといった状況は、合意の作り方だけで解決しようとしないでください。危険を感じる相手に、この記事の会話例を一人で試す必要はありません。
DV相談ナビ「#8008」は地域の相談機関につながります。通話料がかかり、対応は各機関の受付時間内です。DV相談+には24時間の電話相談もあります。安全に使える端末や連絡方法を選び、公式案内で確認してください。[8]
よくある質問
- Q浮気を確実に防ぐ心理学的な方法はありますか?
- A
確実に防ぐ方法は示されていません。関係づくりを学ぶプログラムに小さな効果を認めた研究はありますが、特定の言葉や監視方法の効果を保証するものではありません。自分ができる工夫と、相手が自分の行動に負う責任を分けて考えます。
- Qスマホを見せてもらえば、安心してよいですか?
- A
スマホを見られることだけでは、約束が守られている保証にはなりません。共有する場合も、目的、範囲、期間、断ったり撤回したりできるかを話し合います。拒否したことだけを浮気の証拠にすることはできません。
- Q一度浮気をした人は、必ず繰り返しますか?
- A
必ずとは言えません。過去の行動と次の関係での行動に関連を認めた研究はありますが、集団の統計から個人の将来を断定できません。謝罪の言葉だけでなく、本人が責任を認め、具体的な行動を継続して変えているかを、自分の判断材料にします。
- Q約束の話を嫌がる相手には、どうすればよいですか?
- A
一度嫌がっただけで浮気と決めつけず、話す目的と、自分にとって大切な条件を伝えます。それでも認識が合わなければ、説得だけを続けず、関係を続けるか考えることができます。怒鳴る、脅す、行動を制限するといった反応がある場合は、安全と外部への相談を優先してください。
信頼を育てる責任は、二人にある
浮気の抑止を考えると、つい「相手が裏切れない仕組み」を探したくなります。しかし、その仕組みを動かすために、自分が毎日見張り続けなければならないとしたら、安心の代金としてあまりに多くの時間を払うことになります。
この記事で提案したいのは、約束を具体化し、それぞれが守る責任を引き受け、違いがあれば話し直せる関係です。うまくいかないときに、自分が考え、相談し、離れる余地も残します。
信頼は、相手を一切疑わない義務でも、すべてを確認する権利でもありません。 約束と行動を見ながら、自分の意思で関係に参加し続けられること。その土台を確かめるほうが、相手を縛る新しい規則を一つ増やすより、次に何をするかを選びやすくします。
参考文献・一次資料
[1] Rhoades, G. K. (2015). The Effectiveness of the Within Our Reach Relationship Education Program for Couples: Findings from a Federal Randomized Trial. Family Process, 54(4), 672–685. DOI: 10.1111/famp.12148. 原文を読む
[2] Lee, B. H., & O’Sullivan, L. F. (2019). Walk the Line: How Successful Are Efforts to Maintain Monogamy in Intimate Relationships? Archives of Sexual Behavior, 48, 1735–1748. DOI: 10.1007/s10508-018-1376-3. 原文を読む
[3] Knopp, K., et al. (2017). Once a Cheater, Always a Cheater? Serial Infidelity Across Subsequent Relationships. Archives of Sexual Behavior, 46, 2301–2311. DOI: 10.1007/s10508-017-1018-1. 原文を読む
[4] Stanley, S. M., Rhoades, G. K., & Whitton, S. W. (2010). Commitment: Functions, Formation, and the Securing of Romantic Attachment. Journal of Family Theory & Review, 2(4), 243–257. 原文を読む
[5] Rhoades, G. K., Stanley, S. M., & Markman, H. J. (2010). Should I Stay or Should I Go? Predicting Dating Relationship Stability from Four Aspects of Commitment. Journal of Family Psychology, 24(5), 543–550. 原文を読む
[6] 内閣府男女共同参画局「暴力の形態」。 原文を読む
[7] 筑摩書房『自他の境界線を育てる――「私」を守るバウンダリー』書誌・目次。 原文を読む
[8] 内閣府男女共同参画局「DV相談について」。 原文を読む
